SXSW Japan Office代表が登壇

SXSW STYLE
FUTURE IDEATION

SXSW流 未来潮流を読むための "ビジネススキル" を学ぶ

2024.09.11 WED
@赤坂インターシティコンファレンス

参加者も交えた実践型セッション

ABOUT

このイベントについて

時代感覚を読み解く力は、もはや変化がデフォルトの時代においては、社会人全員にとって"必須"のビジネススキルです。"The future is here, just not equally distributed"(未来はすでにここにある、ただ十分に行き渡っていないだけだ)と言われるように、未来の前兆は既にそこかしこに落ちていて、それらをどう汲み取れるか、そして、どう一つの文脈へとまとめ上げられるかによってその未来の活かし方の運命が変わっていきます。SXSW Japan Office主催の本イベントでは、長年SXSWで先端的な議論を観察・議論し続け、自身もFuturistとして未来予報に向けたリサーチ・設計・企画に従事してきた宮川が、未来潮流の読み方のエッセンスを伝えながら、新たな未来予報をその場で参加者の皆さまと作りあげていきます。未来を読み解く上で大切になる考え方やアプローチについて、実践的なプロセスを共にしながら感覚的に体得していくセッションを目指したいと思います。

SXSW Japan Officeの
代表による特別講義

参加者も交えた
実践セッション

「未来予報」はなぜ必要なスキルか?

「こんな未来があるかも」と、思考を広げる力が「未来予報」です

未来予測と未来予報は、大きく異なります。

未来予測は人口統計や技術進化予測などのデータに基づいたフォアキャスティング型(現在起点)の考え方です。

対して、未来予報とは「あるかもしれない」未来の様子をバックキャスティング型(未来起点)で考えるアプローチを取ります。

新規事業を生み出す時、新しい会社のビジョンを描く時に、現在を起点に考える未来予測では新たなイノベーションを生み出すのは難しいでしょう。現在の常識に囚われた頭のままでは、誰もが考えつくような、ありきたりな未来像になってしまいがちです。

それに対して、意図的に未来へと視点を切り替える事で、現在の延長線上にはない新たな可能性や視点を見出すためのスキルが「未来予報」です。これによって私達の頭の中にある思い込みや常識を取り外し、より大胆な発想法が可能になります。

未来予報のスキルを身につける事によって、「こんな未来があり得るかもしれない」「こんな世界が訪れるとしたら」という自由な発想ができるようになります。そうすると、これまでとは全く違った角度から、新規事業開発やプロダクトデザインの面白いアイデアが生み出せるようになるでしょう。

「未来予報」を通じて身につけられる力

① オルタナティブな未来の選択肢を見出す力

私達は世界中のスタートアップや先進テクノロジーの活用事例から、彼らのビジョンと未来の兆しを読み取り、新たな仮説を提示します。そのどれもが大きく成功しているわけではありませんが、だからこそ未来の可能性の一つとして注目し、オルタナティブな未来像を作り上げる事ができます。

② 今はまだ存在しないユーザー像を創造する力

未来予報の手法では、潜在的なユーザーを調査し発見するのではなく、これから生まれるであろうユーザー像を未来像から創りあげていきます。理想のユーザー像に社会を導く戦略こそ、世の中にまだない新たな価値の創出に繋がります。

③ ユニークな未来を描く力

予測データから発想されたありふれた未来予測ではなく、未来予報ではより自由な発想法によってユニークな未来像を描く事ができます。オリジナルでユニークな未来像だからこそ、イノベーションと呼べる画期的なアイデアが生まれると信じています。

④ 心を動かすストーリーコンセプトを築き上げる力

未来の可能性を感じてワクワクするストーリー。
周囲を共感させ巻き込むストーリー。
現在の当たり前に疑問を感じるストーリー。
これらのストーリーテリングの源となるのが未来予報のスキルです。

*今回行うイベントでは、残念ながら上記全てを1つ1つ細かくカバーする時間はないため、あくまでも「未来予報」への入門編として、考え方や視点を感覚的に体得していく事を目指した企画になります。

What’s “SXSW”?

SXSWとは?

Photo by Darah Hubbard

サウスバイは
“未来のショーケース”だ。

Photo by Nicky G Hernandez Jr

SXSWは、米テキサス州オースティンで毎年3月に開催される、世界最大級のビジネスカンファレンス&フェスティバルです。革新的なビジネスアイデアやプロダクトが発表され、次のヒットトレンドが生まれる場所として注目を集めています。

たとえば、Twitter(現X)は2007年のSXSWでサービスを発表し、感度の高い参加者の間で話題となった事が、その後世界的に広まるきっかけになったと言われています。2008年には民泊サービスのAirbnbが、SXSWのアワード候補に選出され、その画期的なビジネスモデルが注目を集め話題となりました。

Photo by Katie Marriner

また、カンファレンスにはこれまでにイーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグ等の時代を象徴するテック業界の著名人が多数登壇しており、自らの未来に対するビジョンをSXSWの場で語っています。

このように、SXSWは次の時代を創り出す人々のアイデアや、才能あふれるアーティスト、時代を変えるかもしれない画期的なサービスにいち早く触れられる貴重な場所となっています。

世界108ヶ国から
延べ512,722人が参加

※2024年度

日本からの参加者も多く、NTT、Sony、Panasonicなどの企業も多数出展しています。2024年は日本から約20社が出展し、視察者も含めて600人以上が参加しました。大企業をはじめ、小規模のスタートアップやフリーランスなど、様々な企業形態の参加者が集まっています。

多様なジャンルが集まった
トレンド創出の場

SXSWでは、参加者の業界が多岐にわたるのが大きな特徴。広告、映像、音楽、メディア、テクノロジー、教育、金融、ヘルスケア、NPO、ソフトウェアサービス、イベント、デザイン、行政機関など多様な業界のプロが集まり、領域を超えた議論が行われます。

時代を象徴する業界のリーダー
著名なスピーカーが登壇

カンファレンスに於いては、過去にはイーロン・マスクが火星計画を発表するなど、業界のリーダーや著名なスピーカーが登壇し、最新のトレンドやイノベーション、未来に対するビジョンが語られています。

SXSWで議論されてきた過去10年間の内容を遡りながら、
これまでの学びやインサイトを凝縮させ、 未来への洞察を導くための
特別講義を「赤坂」で実施します

PROGRAM

プログラム内容

09.11 WED
18:30 - 19:10

トークテーマ:
SXSW2024を読み解く最新レポート「言葉のインフレーション」

今年3月に開催されたSXSW2024の参加を通して、Futuristの宮川が独自の視点で未来を予報するレポートを作成しました。今年のテーマは『言葉のインフレーション』です。SXSW2024での議論の中心となったAIの進化が様々な領域に及ぼす影響、それによって変化する人間の知性や生活の変化について、これから訪れる未来の仮設をレポートにまとめました。果たして、私たちはAIと一緒に進化できるのでしょうか。本講演では、宮川自身がレポートの内容をご紹介しながら、SXSWから未来の兆しを読み解く方法を解説します。

19:20 - 20:20

セッションテーマ:
未来を読み解く力を身につける未来の予報作りセッション

このセッションでは、Futurist宮川がSXSWをヒントに未来予報を作り上げるプロセスを実演しながら、参加者の皆さんにも未来に発想を広げる体験をしていただきます。SXSW2024に登場したスタートアップ等の最新のサービス事例をご紹介しながら、それらをヒントに2030〜40年の未来に起こる変化を予測し、その場で未来予報を作り出す実践的なセッションを行います。

20:20 - 21:00

交流会

SPEAKERS

登壇者紹介

宮川麻衣子
VISIONGRAPH Inc. 代表取締役 / SXSW Japan Office

未来像<HOPE>をつくる専門会社、VISIONGRAPH Inc. / 未来予報株式会社代表取締役/フューチャリスト。慶応義塾大学環境情報学部卒。リサーチや新製品のコンセプト設計を生業としながら、11年に渡るSXSW分析レポートの発信やフューチャリストとして様々な未来像を提示。『10年後の働き方「こんな仕事、聞いたことない! 」からイノベーションの予兆をつかむ』(インプレス社)を発売。SXSW2022オフィシャルスピーカー他講演多数。

高橋功樹
VISIONGRAPH Inc. / SXSW Japan Office

貿易関連商社を退職後に未来予報株式会社 / VISIONGRAPH Inc.へ参加。海外とのコミュニケーションを得意とし、先進プロジェクトのリサーチを行う。SXSW日本事務局として、日本から出展参加する企業に向けた最適なプランの提案から、現地でのサポートまでを行う。コロナ禍を経て2022年より毎年SXSW現地に渡航参加し、過去には公募パネルのオーガナイザーも務めた。

INFORMATION

イベント情報

開催日時
9月11日(水)18時30分 - 21時
(講演 + セッション 18時30分 - 20時20分、交流会20時20分 - 21時)
会場
赤坂インターシティコンファレンス The Air
https://aicc.tokyo/facility/
参加費
3,500円(税込)
※交流会にてドリンクをご用意しますので、本イベントは有料での開催とさせていただきます。 
主催
SXSW Japan Office / VISIONGRAPH Inc. / 未来予報株式会社
協賛
日鉄興和不動産(株)(Akasaka Place Design Projects)
企画・運営
(株)ATTIQUE

ACCESS

アクセス情報

赤坂インターシティコンファレンス
〒107-0052 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 3F・4F
※Google Mapはこちら
※公式サイトはこちら

最寄り駅

地下ルート
東京メトロ 溜池山王駅(14番出口当ビル直結)
(銀座線・南北線)

東京メトロ 国会議事堂前駅(14番出口当ビル直結)
(丸ノ内線・千代田線)
※溜池山王駅を経由するルートとなります。
※雨に濡れずにお越しいただけます。
※バリアフリー
地上ルート
東京メトロ 溜池山王駅(9番出口より徒歩2分)
(銀座線・南北線)

東京メトロ 国会議事堂前駅(9番出口より徒歩2分)
(丸ノ内線・千代田線)
※溜池山王駅を経由するルートとなります

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私たちについて

Akasaka Place Design Projects

日鉄興和不動産が主導する「Akasaka Place Design Projects」(APDP)は、赤坂をもっと「意味のある街」にするために2024年夏に立ち上げられたプロジェクトです。どこにでもあるものではなく、「自分にとって価値あるもの」を見つけ、人と分かち合い、育てる機会に溢れた街づくりを目指します。

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